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連載第23回  9月その2

9/11、12「海辺のカフカ」だけでなく、いろいろ新刊も出てました。

講談社学術文庫「フランス語をどう学ぶか」田辺保 語学ダメコンプレックスのある私はこういった本を見るとドキドキです。つい大事に。

ちくま文庫「超短編アンソロジー」は短編好きとしては期待の一冊ですが字が大きいのが気になる。と、もう今月の新刊から秋の月マークフェアの冊子がはさみこまれています。ファン必見の坪内氏の写真とちょっと欲しい月印ノートプレゼントの紹介、それに来月から始まる「内田百{闖W成」(はりきって指定済)刊行案内も載ってます。

河出の黒田晶「世界がはじまる朝」も入荷。前作のデスっぷりが嘘みたいなピンクの表紙。Dのイラストかー。「毎日、すべてを忘れてゆく病気」ってウヘヘ、私もっすよ。
あとゴーリーの「敬虔な幼子」紙がいいです。
この本、ゴーリーの別名義で出てた本なので訳の柴田元幸氏も北橋朋由という名前を用意してたそうですよ。(と解説にありました)

あわせてゴーリーTシャツも入荷。(着てたら誰かを不幸にできるかも)

芥川賞候補作の「西日の町」(湯本香樹実 文春)表紙の爪きりの絵が素敵。

「銀座バイブル」(向谷匡史 祥伝社)、ここのところ夜の銀座の本の刊行が続いてますが、どうもこれって著者じゃなく出版する人たちのモトをとろうというか、もてよう心を感じるのですが、穿ちすぎでしょうか?

山本文緒「ファーストプライオリティー」幻冬舎、カフカに隠れてひっそりしてしまいましたが、期待大。しかも明るい装丁。

9/13そーいえば、今ウチの店では大変よく売れている「D・T」(みうらじゅん・伊集院光/メディアファクトリー)の見返し部分の紙。もう触られましたか? 童貞をイメージした紙とのことで、なんともな手触り。しかし、男の人はみうらじゅんがいて、いいなあと。 

ジム・クレイスの新刊「四十日」(インスクリプト/河出)。帯に「フィクションの地図製作者」とあってグッときます。「食料棚」(白水社)のあとがきに次は食わないハナシだとありましたが、色も白で対照的。

「自分をどう愛するか」遠藤周作、青春出版社の単行本復帰化の一冊ですが、帯に「作家 遠藤周作」じゃなくって「ちがいのわかる男 遠藤周作」とありちょっと笑った。コーヒーの香りもしちゃうじゃないの。

今日は店の前のハリーポッター3巻告知看板の前でランドセルの少年三人がいろいろ言い合っているのを発見。いい光景でございました。

9/週末「カフカ」このままでは上巻が切れると恐怖に戦いていた週末ですが、なんとか持ちこたえましたよ。ふー。
しかし、あんなおもしろい本、上巻だけしか買わないで本屋に簡単に行けない時に読み終えたら大変、と他人事ながら心配に。

今回は事前に読み終わっていたので(自慢たらしく、また言う)、「早速読み終わって物足りない人のための図書館小説フェア」を敢行。図書館が出てくる小説って何を思いつく?と周りに聞いてまわったのですが、ダントツでキングの「図書館警察」が。
ブローディガンの「愛のゆくえ」を中心にきれいにまとめようと思ってたのですが……。

9/17うはーマガジンハウス新刊ゴージャス。
嵐山光三郎「文人暴食」とレベッカ・ブラウン「私たちがやったこと」。
レベッカの短編集「アニー」が入ってますよ。「鳩よ!」掲載時に大変な騒ぎだった自分を思い出し、そーいやーブーツ買うんだったよ!アニーが履くようなブーツってコスプレするのか?私。

9/18、19(休み)いいのか、棚卸し前に二連休? なんですが、原因不明の気持ちの悪さと腹下しに悩まされ、ぼんやりしたまま終了。
17日にウゲーとしてたら「おめでたか?」と言われ、なんだかなーですよ!フガー。セクハラ!(じっとしてるのに乗り物酔いのような気分の悪さにぐったりなのですが、もしかすると、肩こり?運動不足?マリオのやりすぎ?←まだ、やってる、下手くそ)

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