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連載第29回  12月その1

12月6日(金)「このミス」がもう出ちゃったよ。
というわけで、まだ11月気分だったのが、一挙に年末に。各社の受注締め切り日の通知も来ており、なんだか気が急いてまいりました。毎年のことですが、「このミス」が出て、ベスト10コーナーを作ったあたりから、荷物がこれでもか?ってくらいドカスカ入荷。プレゼント包装に追われてるウチに、ぎゃーあれが売り切れたー、えー年内入荷は無理ですかー?ひぃーー。ってのがパターンなんで、今年は無事に乗り切りたい。が、新潮文庫の「黄泉がえり」あたりは泣くことになるかも……。(今から弱気でどうする?努力しとけ、私)

今日は朝は文春文庫・小学館文庫・幻冬舎文庫のトリプル攻撃。
昼過ぎに一段落した後は、メインフェア台の入替。祥伝社フェアから年末ベスト10へ。

とボヤボヤ並べていたら、新刊が思いの外あって計画通りに行かず。しかし、なんと今年は、手の空いている人がみんな手伝ってくれるのだー!ああ、幸せだ。

遅れていた、中公ノベルス・茅田砂胡もようやく入荷。

12月7日(土)帰宅したら旦那がラベラー(値札付けの機械です)四台を持ち帰っており、分解していた。壊れてるのを直していたのだが、しくみがわかっておもしろかったです。

12月10日頃
 筑摩からクラフト・エヴィングセット。「つむじ風食堂の夜」吉田篤弘と「ア・ピース・オブ・ケーキ」吉田浩美。
クラフト・エヴィング物に激しく反応するのは、なんというか、失われた自分に対する供養みたいな感じがします。もし、今私が中学生だったなら、クラフト・エヴィングの為に箱なり本棚を用意して、大切に並べていたことでしょう。しかし、おこづかい貯めなくても本が買えるのに、今の私には大事な本を並べる素敵な場所がないのです。床に積む、なんてねえ……。な訳で、せっせと売場に大事に並べている次第。

「バースデイ・ストーリーズ」中央公論社。村上春樹セレクトの誕生日話のアンソロジー。茶色がシックで素敵です。誕生日本なのに、12月が発売だったことが忘れられない店員たちによって、あと何年かはクリスマスプレゼント用コーナーに並ぶんではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

「レコードダイアリー」2003は羊年。ということで、今年は羊ジャケ特集が巻頭に組まれています。ちなみに私はマイク・ラヴとスライ・ストーンと誕生日が一緒です。(って、しつこいですか?)ついでに「イラストレーション」誌139号は本秀康特集。表紙のレコガールの履いているブーツが素敵。欲しいです。

 筑摩文庫「バカ田大学なのだ?」はバカボンのパパが主役の本。来年のがんばれ父さんフェアできっと活躍することでしょう。

ガンバレ大阪屋)新刊の便に間に合わなかったせいか、今月の講談社の目玉・福田敏晴「終戦のローレライ」は上巻だけが到着。下巻が次の日となってしまいました。そのことを報告に来てくれた、取次担当者のBBさんったら「下巻しかこなかったよりいいよね」と明るく。随分、前向きなこと言うようになったな、とちょっと切なくなりました。

☆ヤマハよりパラダイス山元の「サンタクロース、ライフ。」。公認サンタクロースの試験って「HoHoHo~」の魂の入り具合までチェックするそうですよ。

☆アスキー刊の呉エイジ「我が妻との闘争」。素敵な、妻絶賛モノですが、なんか問い合わせが多いな~と思っていたら、重版がかかったとのこと。本を出したことは嫁には秘密ってホントかな。

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