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10月23日(金)

  • (500)日のサマー [DVD]
  • 『(500)日のサマー [DVD]』
    ジョセフ・ゴードン=レヴィット,ズーイー・デシャネル,ジェフリー・エアンド,マシュー・グレイ・ガブラー,マーク・ウェブ
    20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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 11時45分に調布でワタル社長と待ち合わせ。伊藤壇選手の本に続いて、イベントプロデューサーのテリー植田さんの本を作るべくタッグを組む。

 インタビューはおそらく丸一日かかるであろうと予測し、早朝出社し、デスクワークに勤しむ。本日始まった三省堂書店神保町本店でのフェアを駆け足で覗き、調布へ向かう。

 帰宅後、ランニング8キロ。
 先週末借りて、まだ観ていなかった映画「(500)日のサマー」を鑑賞。「ゴッドファーザー」の後に観られるだろうかと心配していたのだが、これはこれで、たまらん。最強の失恋映画。

 男は過去に生き、女は未来に生きるとか言われるけれど、「(500)日のサマー」は男女の恋愛観の違いをくっきり描いたまさに「恋愛あるある」。いはやは胸が痛い。

10月22日(木)

  • ニッポンぶらり旅 熊本の桜納豆は下品でうまい (集英社文庫)
  • 『ニッポンぶらり旅 熊本の桜納豆は下品でうまい (集英社文庫)』
    太田 和彦
    集英社
    660円(税込)
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    honto

 文庫オリジナルシリーズの太田和彦『熊本の桜納豆は下品でうまい』(集英社文庫)読了。酒はほとんどやめてしまったものの、行ってみたいお店があちこちに。

 書店向けDM作りに勤しむ。

 夜、先日チケットを譲って頂いた佐野元春ファンのIさんと新松戸の「綱長井」で酒。酒も肴も絶品。太田さんに紹介したいくらい。

 各オリジナルアルバムのなかから一番好きな曲を挙げていくという同好の士ならではの話で大いに盛り上がる。

10月21日(水)

 午前中、会議。最重要議案は、菊池寛賞受賞式二次会。宴会部を発足。イレギュラーの仕事はいつも私と浜田。

『百歳までの読書術』の注文が止まらず、直納して帰社するとまた直納が。というわけで一日、上野、東京、新宿と直納して廻る。

 夜、「おすすめ文庫王国2016」のベスト100対談収録。ひとりで聞くのが勿体ないほどの充実した話。私はやっぱり本屋さんのいかにして売っていくかという話を聞くのが大好きだ。

10月20日(火)

 誰よりも人のいないところにボールを蹴ることを愛し、目の覚めるようなパスと目を覆いたくなるようなパスを交互に繰り出す類まれな才能をもったサッカー選手・鈴木啓太が、今シーズンかぎりで我らが浦和レッズを退団すると発表。

 ボールを奪うところまではいつだって完璧だった。啓太のおかげで何度ピンチから救われたことか。そして奪ったあとのパスから何度ピンチを作ったことか。

 啓太といって一番覚えているのは、我らが観戦仲間の片さんが、埼玉スタジアムでパスミスを目撃した瞬間「啓太、なにやってんだよ!」と叱責したことだ。その言葉を聞いた周りの人は、啓太だから仕方ないよと半ば失笑したのだが、その日啓太はピッチにいなかった。ピッチどころかベンチにすらいなかった。イエローカードの累積で、出場を停止されていたのだ。

 これからも啓太の類まれなパスセンスは浦和サポの間で語り継がれていくことだろう。浦和の選手があらぬ方向にパスを出した際には「啓太かよ」と呆れられるはずだ。

 入団時がいちばんピークといわれる浦和レッズの選手において、入団時より数段上手くなった数少ない選手、それが鈴木啓太だ。初めて選手が育つものだと教えてくれたのが啓太だった。そして育つものを見守る喜びを教えてくれたのも啓太だった。

 啓太のいない浦和レッズが、今、想像できない。

10月19日(月)

  • 古本屋ツアー・イン・ジャパン それから
  • 『古本屋ツアー・イン・ジャパン それから』
    小山 力也
    原書房
    2,640円(税込)
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    honto
  • 古本屋ツアー・イン・首都圏沿線
  • 『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』
    小山 力也
    本の雑誌社
    2,420円(税込)
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    honto

 この日記では何度も書いてきたけれど、私は18歳までほとんど本を読んだことがなかった。字がいっぱいの本を読んで何が楽しいのかわからず、とにかく毎日、麻雀やらパチンコやらゲームやら仲間とつるみ遊んで暮らしていた。

 それが浪人して2ヶ月経ち、国語の成績が上がらないと同じく浪人している親友に相談したところ、本を読まないからだと諭され、2冊の本を教えてもらった。親や先生のいうことは聞く気がなかったけれど、親友の言うことは素直に聞けた。予備校の帰り道、本屋さんに寄って、文庫本を2冊買った。

 家に帰り、荷物を置いて、さてと1ページ目を開いた。それからどれくらい時間が過ぎたのだろうか。夕暮れ時だったはずが、物語の世界に引きずり込まれ、気づけば夜が明けていた。そして私は、本の世界で働くことを決意し、翌日から予備校に行くのをやめた。

 もう二度とあのような経験はできないだろうと思っていたのだが、この週末、ツタヤで借りてきた「ゴッドファーザー」の再生ボタンを押した瞬間同じことが起きた。他のものがまったく耳に入らない。メールも電話も子どもの声もまったく気づかず、現実に戻ったのは「ゴッドファーザー PART2」「ゴッドファーザー PART3」を見終えた9時間後だった。放心。

 一晩経ってもその興奮はまったく覚めず、「本の雑誌」のアル・パチーノとして裏切るものはすべて撃ち殺すと決意して出社。

 昨夜、NHKラジオ深夜便にて紹介された『百歳までの読書術』の注文の電話鳴り止まず。

 なんでもそうだけれど、一度にたくさん作れば一つあたりの原価は下がる。原価が下がればそれだけ儲けも増えるわけだけれど、予想どおり売れなかった場合は原価は逆にあがってしまい、保管料という別の費用もかかってしまう。

 だから本の場合、初版も重版も部数を絞り、リスクを抑える傾向にあるわけだけれど、ひと月ほど前、私はひとつの賭けに出た。基本の重版ロットの倍、『百歳までの読書術』を重版したのである。2回刷るのと1回で刷るのは20万円ほど違った。もちろん勢いがピタッと止まってしまうことはなきにしもあらず。いやよくあるこどだ。ここは勝負だ! と発注書にハンコを押した。

 今日、その勝負に勝った。そのとき刷った在庫がなくなろうとしているのだ。ガッツポーズ。
 まあ、この後、返品で負けるというパターンもあるのだけれど。

 夜、小山力也さんと岡崎武志さんのトークイベントin東京堂書店。満員御礼。岡崎さんの話芸が冴え、あっという間の1時間半。

 前代未聞、合計1200ページを越える古本本三冊『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』(本の雑誌社)、『古本屋ツアー・イン・ジャパン』(原書房)、『気まぐれ古本さんぽ』(工作舎)が揃い踏みとなったこの秋。ぜひともこれらの本を読んで、古本探しの旅に出ていただければ幸いです。

10月16日(金)

  • 古本屋ツアー・イン・首都圏沿線
  • 『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』
    小山 力也
    本の雑誌社
    2,420円(税込)
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    HMV&BOOKS
    honto

 午前中、神保町ブックフェスティバルに合わせて三省堂書店神保町本店さんにで行われる全点フェア「三省堂本店から歩いて一分、これが本の雑誌だ! 」の看板やらフリペやら展示物を担当のOさんにお届け。

 合わせて同時期に『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』と『気まぐれ古本散歩』(工作舎)の新刊が発売される小山力也さんと岡崎武志による「一箱古本対決」フェアも開催。こちらはお二人の蔵書を「一箱」に並べ、販売するとか。初日は古本者による開店待ちが出たりして。

 午後、寄藤文平さんの事務所へ。1月刊のアジア18の国と地域で代理人なしで自ら契約しプレイしてきたサッカー選手・伊藤壇氏の本の装丁を依頼。

 実はこの本の構成を頼んでいるワタル社長が、寄藤さんと幼馴染であり「いつか一緒に仕事したいね」と約束していたとか。不思議な縁でここまできた本の最後の部分も縁を大事にして作りあげることに。寄藤さんも「そういう本はうまくいくんですよ」とうれしそうにワタル社長を見つめる。

 自分になりに発想力はあるつもりだったのだけれど、寄藤さんのロジカルな発想法にはただただ驚く。まるで授業を受けているような気分。一流の人と仕事をするのは、作品以上にその過程に意味がある。サッカーだって上手い人とやったほうがずっと成長する。狭い会社のなかにいたらダメ。

 夕方会社に戻ると、博報堂さんと新潮社のまだまだ小説いけるじゃんのAさんから花が届いている。うれしい。

 夜、新宿「あぜみ」へ。A書店のNさんと元C社の営業Aさんと酒。おふたりとも50年を越える映画マニアで、三時間ずっと映画の話。飲み会でこんなにメモを取ったのは初めて。というわけで明日は「ゴッドファーザー」三部作を観る。

10月15日(木)

 待ちに待った『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』の見本ができあがったので、取次店廻り。その間も、この情報量&破壊力満点の古本屋ガイドを読み、まだほとんど訪れたことのない古本屋さんに想いを馳せる。欲しかった本を作る。これぞ出版の原点。

 取次店さんの窓口で、青土社のエノ氏、西村書店のハコ氏と会う。ふたりとも「受賞おめでとうござます!」と祝ってくれる。うれしい。

 しかし西村書店のハコ氏は、私にこの世で最も最低の映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を薦めてきた人間なのだ。

「なんであんな映画を薦めたんだよ!」と詰め寄ると「いやあ、ボクも大嫌いなんですよ、わっはっはっは」と笑うではないか。映画版不幸の手紙か? わけわからん。

 会社に戻ると工作舎の営業の方からご丁寧な電話をいただく。恐縮しつつ、本来は自分が連絡すべきだったのではと反省す。

 夜、「おすすめ文庫王国2016」の座談会収録。

10月14日(水)

「本の雑誌」が第63回菊池寛賞受賞!

 雑誌が賞をいただくなんて想像したことすらなかったので、ただただ驚く。驚天動地とはまさにこのこと。

 そして心の底から喜んでいる。社内は騒然とし、浮足立っている。どうみても仕事にミスが出るだろうと思うけれど、浮く足をおさえられない。廃刊危機から七年、本当にうれしい。浜田は浮足だったまま神宮球場へ。

『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』の事前注文〆作業を終えた後、上野まで歩いて帰る。頬を伝う涙を拭うことなく歩く。

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10月7日(水)

 午前中、イベントプロデューサーのテリー植田さんと打ち合わせ。本作りの方向性がハッキリする。

 昼、小学館の編集Mさんとランチ。来年2月に文庫にしていただく『サッカーデイズ』の著者校を渡す。高村薫や伊坂幸太郎のように全面改稿したかったのだが、私にそんな技術力はなく、魂を再注入するにとどまる。

 午後、営業。
 編集者→著者→営業マンとめまぐるしく役割が変わる一日。オシムが代表監督だったら日本代表に呼ばれたはず。

 夜、佐野元春&THE COYOTE BANDのライブを観にHEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3へ。ほぼアルバム収録順に演奏される「BLOOD MOON」の曲達に度肝を抜かれる。そして佐野元春が素晴らしいのは当然なのだが、THE COYOTE BANDのパフォーマンスが素晴らし過ぎる。チケットを譲っていただいたことに感謝しつつ、ビートに身を委ねる。あっという間の2時間。

 それにしても超満員のスタンディングのライブは、163センチの私には厳しいものがあ。ライブハウスには、できることなら背の順入場を導入してほしいものだ。

「150センチまでのかたご入場くださーい」と。

10月6日(火)

  • 古本屋ツアー・イン・首都圏沿線
  • 『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』
    小山 力也
    本の雑誌社
    2,420円(税込)
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    honto

 午前中、アジア18の国と地域で代理人を使わず自ら契約交渉しプレイしているサッカー選手・伊藤壇さんと単行本『自分を売る技術(仮)』の打ち合わせ。編集構成をお願いしているワタル社長のおかげもあって、すごい本になりそう。

 午後、営業。

 夕方、神保町に戻ってくると、ちょうど今、営業している新刊『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』の著者小山力也さんが、古本屋の店頭ワゴンをただならぬ殺気を持って見つめている。368ページを越える大作の制作を終えたばかりだというのに、すでに次なる古本を求め彷徨っているその姿に狂気を覚えつつ、古本を恐ろしさを思い知る。

10月5日(月)

 峠恵子『冒険歌手』(山と渓谷社)読む。以前より高野秀行さんや椎名誠さんからその噂を聞き、また登場人物である角幡唯介さんからも当時のことを伺っていた謎の探検行『ニューギニア水平垂直航海記』を大幅加筆(峠さんと角幡さんの対談も収録!)の上、改題した本である。

 噂では探検の計画者であり、リーダーでもある藤原一孝氏のぶっ飛びぶりばかり聞いていたのだが、いやはや表紙はもちろん書き下ろされた「探検のその後」を読むと、この本の著者である峠さんの方がずっとぶっ飛んでいるではないか。冒険とは行為ではなく、その人そのものだということを思い知る。

 常識をくつがえされるというけれど、この本を読むとそもそも常識というのが何なのかすらわからなくなってしまう。

10月2日(金)

 先日、本の雑誌社倒産の危機を救った浜田のために、朝9時発売のヤクルトスワローズ対阪神タイガースのチケットをとるべく早出通勤するも、京浜東北線が運転見合わせのため会社に着いたのはすでにチケットが完売した10時過ぎ。

 その間、浜田からなんの連絡もなかったので、今日一日お通夜の席にいるおもいで仕事するのかと覚悟して会社の扉を開けると、開口一番「杉江さんの分もとりましたから〜!!」と浜田が叫ぶ。

 えっ?! なんで俺? まあ確かに小学校一年からのヤクルトファンだけれど、ここ数年は年に一、二度神宮に行く程度で、もはや選手の名前よりもコーチの名前のほうが詳しいくらいなのだ。

「ダメです。絶対一緒に行ってください! ヤクルトスワローズに足りないのは優勝経験なんです。誰一人として、いやつば九郎以外14年前の優勝を知らないんです。もちろん私だって14年前はヤクルトファンじゃなかったから知りません。だから一人でも多く優勝経験者を神宮球場に集めて、その経験の力によって優勝させて欲しいんです」

 なんだかわからないけど、夕方、浜田とともに神宮へ。浜田の観戦仲間が奇跡的にとれたチケットはなんとバックネット裏の、すぐそこに野村克也氏とサッチーがいるというとんでもない良席。そしてもはや緊張でおかしくなっている浜田の膝の上にはビールが12本。

 そして試合は......いやあ興奮した。
 踊ったね、東京音頭。傘、もちろん開いた。
 ファンの皆様、おめでとうございます。

10月1日(木)

 5時15分起床。朝焼けのなかランニング。気持ちよく走っていたのだが、とちゅうでイヤフォンが断線してしまう。右耳に音が届かず。

 イヤフォンは消耗品と腹をくくっているのだけれど、シャワーを浴び、ネットで確認したところ、気に入っていたイヤフォンが生産中止になっていた。これまで4度買い直してきたのに。電器屋さんに行って試聴しまくらなければなるまい。"いい音"はよくわからないが、"好みの音"というのがあるのだ。

 何はともあれ、私は音楽なしで通勤することができないので、娘にイヤフォンを借りる。「失くしたらぶっ殺すからね」と渡される。

DSC_1886.JPG



 事務の浜田が年に一度の健康診断のため終日電話番。
 しかしバリウムを飲んだ夜の野球観戦なんて、「絶対に負けられない戦い」のダブルヘッダーではないか。もしかして彼女は14年ぶりの優勝を神宮の薄暗いトイレで迎えることになるのではなかろうか。

 なんてことを考えながら電話注文を受けていると、なんと爆弾低気圧の影響でヤクルト対阪神戦は中止に。しかも浜田が手にしているチケットはすべて払い戻しで、明日9時から延期分の試合のチケットを再発売するという。

 おおおおお、それ、チケットが獲れなかったらどうなるの?!

 妻と営業事務の機嫌はこの世で一番大切なものだから、ヤクルトスワローズ様、どうか浜田の手にチケットが渡りますように......。

 その浜田が健康診断を終え、帰社すると、頬がこけげっそりしている。どうやら体重及び腹囲が前年比をクリアーしたようだ。

 夜、坪内祐三さんと西村賢太さんの対談収録。「げんぱち」から「燭台」に流れる至福の夜を過ごす。

9月30日(水)

 朝、出社すると事務の浜田がげっそりしている。昨夜は仕事を早じまいし神宮球場へ向ったのだが残念ながらヤクルトスワローズは広島東洋カープに2対4と破れ、優勝はお預けになってしまったのだ。

「わたし、プレッシャーに耐えられません」

 何を言ってるんだ! こちとら去年のJリーグ最終節では逆転負けで優勝を逃し、その前年はナビスコカップ決勝で柏レイソルに負け、ナビスコカップといったらいったい何回決勝で負けていると思っているんだとその回数を思い出しているうちに涙があふれてくる。

「そうですよね、木曜日のチケットも持っているし、苦労したほうが喜びが大きいですよね」

 苦労した末に必ず喜びがあるわけではないことを、いつか浜田も知るだろう。

 午前中、会議。
 会議というのは、浜本、小林、浜田、松村、宮里、私で行っているのだが、全員が40歳を越えたいま、ほとんど固有名詞が出てこない。「ほらほら新聞記者が主人公で」「ああ、あれですね」「直木賞と山周賞を獲ってさ」「はいはい、あの作家さん」しかも誰もパソコンで調べたりしないまま進んでいく。

 午後、注文書と書店さん向けDM作りに勤しんでるところにIさんが来社。なんと即完売の上、キャンセル待ちでも手に入れることのできなかった佐野元春のライブのチケットを譲っていただく。音楽と言葉とが渾然一体となって飛び込んでくる衝撃アルバム「BLOOD MOON」の曲をどうしても生で聴きたかったので感謝感激雨サムデイ。しかしそれ以上にうれしいのは佐野元春の話をとことんできる方と出会えたこと。次はゆっくり酒でも飲みながらお話ししましょうと堅い約束をして別れる。

 帰宅後、長友の体幹トレ30分。

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